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眼球運動障害について

急性の眼球運動障害では脳梗塞の可能性がありますが、高血圧や糖尿病が原因の末梢循環障害が最多です。外転神経麻痺では内斜視、動眼神経麻痺では外斜視、滑車神経麻痺では上下斜視をきたします。亜急性では上記以外に外眼筋炎や重症筋無力症の可能性もあります。年齢や麻痺の種類、全身疾患の有無によって頭部MRIと血液検査の必要性は異なるため、神経眼科医による疾患の部位診断および原因診断が重要になります。

 

当院では「複視があるから頭の写真を撮りましょう」ではなく、脳の“どの部位”に“どんな原因”で発症している可能性があるかを判断し、きちんと説明してからMRIや血液検査の依頼をいたします。また、プリズム眼鏡と手術による複視を改善するための治療も行っています。

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